せやま学校

家づくり対談

よしもとクリエイティブ・エージェンシー 辻本 茂雄 × 瀬山 彰 対談

辻本 茂雄 × 瀬山 彰 対談

真面目すぎるほどに徹底して本物志向を貫き、知名度やブランドよりも本質を追求。自身の利益ではなく、業界の未来、子供達の未来のために命を燃やす。そんな日本が誇るプロの仕事人に、同じ志を持つ瀬山さん自らが指名をして、白熱トークを展開。プロとは何か?本物とは何か?私たち日本人の心に火をつける熱い熱い対談企画!

「茂造じいさん」などの人気キャラクターを生み出し、座長として吉本新喜劇を牽引されてきた辻本茂雄さん。様々な挫折を経験しながらも乗り越えて迎えた芸能生活30周年。支えとなったのは、先輩や後輩、そして家族との絆だった。数々のプロフェッショナルの核心に迫ってきた瀬山氏が、辻本さん自身の信念やこだわり、大切な方との絆について深く切り込むと同時に、お互いの未来についても熱く語り合いました。

家族との絆は、密なコミュニケーションの賜物

  1. 瀬山芸能生活30周年おめでとうございます。先日も祇園花月で『茂造の絆 きずな』を拝見しました。
  2. 辻本ありがとうございます。『茂造の絆 きずな』は物語シリーズとして9年間続けているんです。
  3. 瀬山私は昔から新喜劇の大ファンなんですが、笑いあり、涙ありの舞台で、芸人であることはもちろん役者だなと感動しました。本当に素晴らしかったです。娘さんも劇場に来られていましたね。
  4. 辻本そうなんですよ!22歳の娘と18歳の息子がいるんですが、劇場にはよく友達と一緒に来ています。
  5. 瀬山お年頃のお子さんとの仲はどうなんですか?
  6. 辻本めちゃくちゃ仲いいですよ!家族のコミュニケーションをすごく大切にしていて、子どもの彼氏、彼女の話もしますし、フラれた時には一緒に泣いたこともあります。家では同じ階に子ども部屋を配置していて、小さい頃から「おはよう」などの挨拶は徹底してきました。今では嫁さんは愛犬と一緒に別の階で寝ていますけど(笑)。
  7. 瀬山本当に仲が良いんですね!私にも娘がいますが、辻本さんのように家族が同じ階で過ごすなど、自然と顔をあわせる機会を増やすことが大切です。親に対して腹を割って話ができないという人が多いですが、それは家族のコミュニケーションが取れていない証拠なんです。
  8. 辻本そうですね。それに学校で起こった問題に対して嫁さんに全てを任せる方がいますが、私は可能な限り一緒に向き合うようにしてきました。
  9. 瀬山辻本さんの子どもへの思いが伝わっているんでしょうね。子どもが父親に対して彼氏、彼女の話をするってなかなかないですから。
  10. よしもとクリエイティブ・エージェンシー
    辻本 茂雄

    1986年にNSC大阪校に5期生として入学。1989年に吉本新喜劇に入団、1995年からニューリーダーとなり、1999年に31歳で座長に就任。「茂造じいさん」などのキャラクターが人気。新喜劇をはじめ、NHK朝の連続テレビ小説に出演するなど役者としても多方面で活躍中。今年、芸能生活30周年を迎え、5月から『辻本茂雄 絆で30周年記念ツアー』で全国をまわる

ドン底を救ってくれた、先輩との深い絆

  1. 瀬山今では座長として新喜劇を牽引されていますが、辻本さんが尊敬されている先輩とは?
  2. 辻本寛平さんは恩師ですね。顎ネタを封印して仕事が激減した時に、寛平さんのツアーで病欠した役者の代役として抜擢していただきました。その後に辻本のツッコミは 面白いと寛平さんが周りに広めてくれたんです。今の私があるのは、その時の寛平さんのおかげだと思っています。
  3. 瀬山ドン底の時に巡ってきたチャンスを掴んだということですね!
  4. 辻本ドン底はそれだけではないんですよ。以前に超新喜劇と題して東京で新喜劇をやる機会があって、ルミネthe吉本で準備していたんです。いざオープンという段階に なって、会社から「辻本は大阪のにおいがキツイから出されへん」と言われて、3ヶ月スケジュールがぽっかり空いたんです。
  5. 瀬山3ヶ月もですか?その時はどう乗り切ったんですか?
  6. 辻本その時は、上沼恵美子さんやたかじんさんが大阪の番組で使ってくれて、逆にレギュラーが8本にまでなったんです。その時くらいですかね、茂造のキャラクターが出来 たのは。自分のホームグラウンド新喜劇で1年間ずっと茂造だけをやろうと決めて。
  7. 瀬山辻本さんはドン底の時に、先輩との絆によってさらにパワーアップして復活している印象ですね。
  8. 辻本そうですね。ルミネthe吉本へも寛平さんとのコントがキッカケで出演することが出来て、今では逆にルミネthe吉本から来てくださいと言われるようになりました。
  9. せやま学校 代表
    (イシンホーム大阪 代表) 瀬山 彰

    筑波大学理工学部卒(硬式野球部所属、高校数学教員免許取得)。大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振る う中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードを確立することを目標に掲げる。2015年、「家づくり せやま学校」を開校。展示場では絶対教えてくれない住宅業界の裏話が聞ける「瀬山先生の楽しい授業」が話題を呼び、各メディアからも注目が集まっている。関西を中心に年間100件以上の公演をこなしながら、雑誌コラムの連載やラジオ番組での出張授業を行うなど、活躍の場を広げている。

後輩への熱い思いと、受け継がれる笑いへのこだわり

  1. 瀬山辻本さんは31歳で新喜劇の座長になられましたが、その時のご自身と今の若手を比べてどう思われますか?
  2. 辻本私たちの時と環境も変わっていますし比べることは難しいですが、嫁からは「あなたと同じ生き方が出来る人はいないのよ」と言われます。
  3. 瀬山奥様のその言葉にすごく共感できます。自分と同じやり方を教えても部下が成長しないという悩みを、世の中の多くの経営者やビジネスマンが感じていると思います。人それぞれ骨格が異なるように、人によって成長の方法は異なります。自ら挑戦することで気づくことも多いですから、若手が挑戦する機会を作ってあげることも大切ですね。
  4. 辻本その機会をいかにして掴むか!自分の道は自分で切り開かないといけない!継続は力なりです!
  5. 瀬山今回の『茂造の絆 きずな』でも若い役者さんと共演されていましたね。
  6. 辻本ダブルキャストで子役が出演していたんですが、最終日では本当の親子の別れのようにお互い泣きました。
  7. 瀬山すごく良いエピソードですね。それに奥さん役の女優さんの年齢を聞いてびっくりしました。
  8. 辻本そうでしょ?娘と同い年なんですよ。舞台で年齢を言うようにしているんですが、瀬山さんのようにお客さんも必ず驚きます。お客さんが驚いてくれるということは、役者としては成功なんやでと彼女には伝えています。本当に頑張り屋さんなんで。
  9. 瀬山辻本さんから受け継がれる笑いのこだわりや、後輩との絆を感じますね。

負けず嫌いが支えた30年と、これからの辻本茂雄

  1. 瀬山辻本さんは、30年間の芸能生活の中で様々な挫折を味わってこられました。それを乗り越えられた原動力や信念は何だったんでしょうか?
  2. 辻本中学から競輪選手になることを目標に必死で頑張ってきた経験が活かされていると思いますね。
  3. 瀬山私も大学まで野球をやっていました。手術などで選手は諦めなければならなかったのですが、社会に出てスポーツで得た経験が活かされていると感じています。辻本さんは どんなところで感じますか?
  4. 辻本やっぱり、負けず嫌いなところですかね。新人の時はオーディションに落ちることもあったんですが、困ったら現場に行けという思いから、週3回新喜劇を見に行って、ボ ケやツッコミがどう変化していくのか、笑いの間などを勉強をしました。とにかく、負けたらあかんという強い気持ちですね。
  5. 瀬山花博の時に、前説をやらせて欲しいと直談判したというエピソードも有名ですもんね!その強い信念が先輩や後輩、そして家族との絆を深めていったんでしょうね。今年で芸 能生活30年という節目を迎えられましたが、芸人そして役者・辻本茂雄の今後に期待することを教えてください。
  6. 辻本私も53歳になりましたし、新喜劇もそうですが、これから新しいことにドンドン挑戦していきたいと思っています。
  7. 瀬山5月からは『辻本茂雄 絆で30周年記念ツアー』も開催されますね。
  8. 辻元そうなんです。通常の新喜劇では20人以上が出演するのですが、全国ツアーは16人です。少数精鋭でどれだけ面白い芝居ができるか。新喜劇以上に稽古を重ねな いと無理なので、そういう意味でもみんなの絆が必要です。
  9. 瀬山8月には、なんばグランド花月での公演もありますし、楽しみにしています。今日はお忙しいなか、ありがとうございました。
  10. 辻元私も瀬山さんの今後の新しいチャレンジに大いに期待してます!今日はありがとうございました。

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